pusser’s rum 54.5%

パッサーズラム 54.5%

ナッツやキャラメルのような甘い香り。味わいはクリーミー。だがしっかりとした強さも感じます。
ウッディさも魅力です。

ラムは1970年6月31日までイギリス海軍の配給品でした。
イギリスがスペインからジャマイカを獲得した1655年から配給されていたそうです。それまでの配給はビールでしたが、暑いカリブでは
すぐに傷んでしまい代わりにラムが配給されはじめました。
当初は船により配給量はまちまちだったようですが1731年、毎日ハーフパイント(約285ml)を午前午後2回に分けて支給することをイギリス海軍本部が正式に決定しました。
当初はストレートでの配給でしたが、1740年8月21日にエドワード・バーノン提督により2倍の水で薄めて配給することになりました。さすがに1日300ml弱は飲みすぎと気づいたのでしょう。
バーノン提督はグログラムコートをいつも着ていたことからこのラムの水割りをグロッグと呼ぶようになりました。
のちにビタミン不足からくる壊血病を予防するためレモンやライムなどの果汁を入れるようになります。また酔っ払ってフラフラの状態をグロッギーと呼ぶのはこのグロッグが語源になっています。

イギリス海軍船上で配給されていたラムは一般には販売されていませんでした。しかし配給を停止してから9年後、そのラムをイギリス海軍の許可を受けてを復刻したのがこのパッサーズです。